3月の外国人宿泊者数、2割増の838万人泊、インドやベトナムの伸び顕著、日本人も好調 -観光庁(2019年3月速報)

観光庁が発表した2019年3月の宿泊旅行統計(第2次速報)によると、延べ宿泊人数は前年同月比9.8%増の4687万人泊だった。4月(第1次速報)も19.8%増の4804万人泊と好調に推移している。

3月の延べ宿泊人数のうち、外国人は23.5%増の838万人泊で調査以来、3月として過去最高を記録。日本人は7.2%増の3850万人泊だった。

3月の客室稼働率は全体で2.1ポイント増の62.8%。シティホテルが81.2%増と最も高く、旅館は40%だった。都道府県別で最も高いのは東京の82.6%で、大阪が81.7%で続いた。

外国人延べ宿泊者数を国別にみると、中国、台湾、韓国、アメリカ、香港の上位5カ国・地域で全体の65.8%を占めた。最多は35.3%増の中国で、シェア24.8%の185万7410泊。伸び率は16位のベトナムが57.1%増、18位のインドが48.4%増と新興国が目立っている。

なお、この調査は、全国のホテル、旅館、簡易宿所、会社・団体の宿泊所といった宿泊施設を対象に実施したもの。3月の調査施設数は、従業員数10名以上が1万2365施設、10名未満で7149施設。全体の有効回収率は51.5%だった。

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