日本ユニシスは、インバウンドと地域活性化を支援する観光・エンターテイメントプラットフォーム「FESTRAVEL」のトライアルを実施する。「FESTRAVEL」とは、地域のパートナーとともに、観光に関わるサービス、地域産品、スポーツやエンターテイメントなど商材を、訪日観光客にタビマエからタビアトまでワンストップで提供するプラットフォーム。これにより地域への送客や周遊の実現を目指す。
トライアルの第一弾として、中国の販売オペレーターと提携し、訪日観光客が利用しているWeb サイトやアプリに対して、日本各地のパートナーから提供されるデジタル割引クーポンを配信。より多くの潜在顧客への効果的なリーチと高い送客効果を狙う。
地域のパートナーは「FESTRAVEL」に割引クーポンや商材を登録することで、日本ユニシスが提携する OTA、旅行代理店、エアラインなど販売オペレーターのサイトを通じて配信、販売が可能。これにより、個別に販路を開拓することなく、海外の顧客に販路を拡大することができる。
今回のトライアルでは、地域パートナーとして、北海道の「札幌観光協会」と「小樽観光協会」、鳥取県の「麒麟のまち観光局」から割引クーポンの提供を受ける。
今後は、割引クーポンによる誘客だけでなく、地域の魅力的な「コト商材」や「モノ商材」を電子チケット化し、事前予約や販売サービスを展開していく予定。また、今回のトライアルで得られる訪日観光客の購買データや行動データを、航空や旅行分野のAI 分析を行うAirbuyと共同で分析し、効果的な送客施策を検証する。さらに、分析結果を元に販売オペレーターおよび地域パートナーとさらなる商材開拓を進めることで、コンテンツの拡充を図っていく計画だ。