日本政府観光局(JNTO)発表による2019年11月の訪日外国人数(推計値)を東アジア主要4か国/地域(韓国・中国・台湾・香港)でみると、韓国は65.1%減の20万5000人、中国は21.7%増の75万900人、台湾は11.4%増の39万2100人、香港は19.4%増の19万9700人。韓国は前月に続いて65%減と大幅低下。中国、香港、台湾はいずれも2ケタ台の伸びに回復している。
JNTOによれば、韓国は減便や運休による航空座席供給量の減少や訪日旅行を控える動きに加え、韓中関係の改善による中国旅行の回復、旅行先の多様化、韓国経済の低迷などが大幅減の要因になっている。一方、中国、台湾、香港は11月として過去最高を記録。前年年同月は東アジア4市場で訪日旅行者数全体の7割を占めていたが、今年は63%にとどまっている。
韓国・中国・台湾・香港の直近12カ月の推移は以下のとおり。