タビナカ体験予約のアソビューはこのほど、政府系ファンド産業革新投資機構傘下のJICベンチャー・グロース・インベストメンツ(JTC)をはじめとする複数社から、総額13億円の資金調達を実施した。この資金を、コロナ禍でニューノーマルへの対応が必要な送客先のタビナカのレジャー施設向けに、DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューション開発などに投資していく。
アソビューによると、タビナカの観光施設や体験事業者は現在、感染防止対策と通常営業を両立するための人数制限や、非接触決済、非接触入場の対応が求められている。また、売上や利益の影響を受ける中、経営の効率化も必要だ。こうしたタビナカ観光事業者の課題解決を図るソリューションを開発するとともに、アソビューの営業・サポート体制の強化も行なう。
なお、今回の資金調達はJTCのほか、ヤフーのCVCであるYJキャピタル、ALL-JAPAN観光立国ファンド運営の地方創生ソリューション、南都銀行の関連ファンド、金融系ベンチャーキャピタルの新生企業投資、きらぼしキャピタル、三生キャピタルを引受先とするシリーズDでの第三者割当増資と、日本政策金融公庫による融資で実現した。