富士急グループの身延登山鉄道は2021年2月23日、山梨県身延町の「身延山ロープウェイ」に新型のパノラマビューゴンドラを導入する。新型ゴンドラの導入は40年ぶり。身延の街並み、富士山から駿河湾までの大パノラマを満喫できるように足元付近までの大きなパノラマガラスを採用し、ゴンドラ内の液晶モニターでは身延山の歴史や車窓景色を多言語で案内する。
導入数は2基で、日蓮宗を開宗した日蓮聖人の降誕800年を記念して実施する。2基のゴンドラは、日蓮宗総本山身延山久遠寺の法主が知恩号、報恩号と命名した。また、魔除けを意味する朱色、神秘を意味する藍色をデザインに取り入れたほか、内天井には、それぞれ久遠寺天井画の墨龍、七面山敬慎院の天井模様を施した。
なお、新ゴンドラへの交換に伴い、2月1~22日の期間、ロープウェイは運休する。