トリップアドバイザーは2021年1月27日、「2021トラベラーズチョイスアワード ベスト・オブ・ザ・ベスト」を発表した。クチコミの評価の質と量などに基づき、「人気観光地」、「注目の観光地」、「今後、注目の観光地」、「国立公園」の世界トップ25をランキング化したもの。日本では、沖縄県宮古島市が唯一、「今後、注目の観光地」として世界21位に選ばれた。
「今後、注目の観光地」は、トリップアドバイザーの利用者が気になる場所を「旅リスト」として保存した回数が考慮されており、東洋一の白い砂浜と呼ばれる与那覇前浜ビーチをはじめ、宮古島の自然の魅力への関心が世界的に高まりつつあることがうかがえる。
部門それぞれの世界1位は「人気観光地」がインドネシア・バリ島、「注目の観光地」がメキシコ・カボ サン ルーカス、「今後、注目の観光地」がカリブ諸島・マルティニーク、「国立公園」がタンザニア・セレンゲティ国立公園だった。
なお、同社によると、全体的に新型コロナウイルスの影響で混雑する場所を避け、国内旅行や屋外のスポットを選ぶ傾向が反映されている。グローバルメディア部門ヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのクリスティン・マグワイア氏は、「世界の旅行者の74%が次の旅行を計画する際に目的地の選択により時間をかけている。旅行者のお気に入りリストもインスピレーションの源になるだろう」などとコメントしている。