文化庁によると、全国の美術館やイベントなどが連携して「日本の美」を国内外に発信する政府のプロジェクト「日本博」のバーチャル版が2021年8月17日、オープンした。総合テーマ「日本人と自然」を掲げ、縄文から現代までのさまざまな日本の美を表すデジタルコンテンツを日本語と英語で発信する。今秋以降は、3DCGで描く日本の自然や都市が共生する空間として拡張するとともに、視聴者がアバターとなって事業者とコミュニケーションできる機能も追加する。
日本博でこれまで実施してきた事業や、現在、全国の各会場で開催されている事業のうち45事業、計240点のデジタルコンテンツ(動画・VR・画像など)を掲載する。バーチャル空間内では、1万年前の縄文時代の文化財から仏像などの彫刻、浮世絵、工芸、きもの、ファッション、現代アート、歌舞伎などのコンテンツを自由に回遊しながら楽しめる。