観光庁は、観光分野での「ワクチン・検査パッケージ」の技術実証で、対象案件を選定し、発表した。
対象となったのは、旅行会社11社による38件のツアー。件数の多い順に、阪急交通社が9件、読売旅行とワールド航空サービスがそれぞれ7件、日本旅行が4件などとなっている。発地は東京近郊が中心で、福岡発や名古屋発も目立つ。目的地は北海道から沖縄まで全国各地。また、利用航空機関は航空機やバスなどの単一利用から、航空機やバスに鉄道、フェリーなどを組み合わせたものまで多様な企画が選出された。
ワクチン・検査パッケージの技術実証は、感染対策と日常生活の両立を目指し、実務的な運用や効果を確認するのが目的。飲食、イベント、旅行の各分野で必要な技術実証を行うことが決定している。今回の観光分野の技術実証では、旅行会社が実施するツアーや宿泊施設を対象に、感染防止対策を継続した上で、ワクチン接種歴の確認や事前検査のオペレーション等を検証。事業者と旅行者にアンケート調査などを実施する。
観光庁では今後も対象案件の追加・公表を予定している。今回発表となった対象案件は以下の観光庁のリンク先へ。