JTBとオンライン贈答システムのギフトパット社は、宿泊施設向けのデジタルギフトサービス「Ticket Button(チケットボタン)」を共同開発した。消費者が選択したキャッシュレスポイントのQRコードを、宿泊施設が即座に発行し、台紙に印字して渡せるようにしたもの。商品券やギフトカード付宿泊プランなどでの利用を見込む。
JTBの契約施設からは、こうした宿泊プラン設定時は、商品券などの実物購入・管理に伴う間接業務の削減やキャッシュフローの改善、幅広い店舗で利用できるキャッシュレスポイントへの要望などの課題があり、解決できる仕組みが求められていた。Ticket Buttonはすでに、大阪市・大阪観光局が実施したキャンペーンで採用された実績があり、一定の評価が得られたことから、汎用製品としてのリリースが決まったという。
Ticket Buttonで対応可能なキャッシュレスポイントは現在、PayPayやAmazonギフト券など最大8種類。順次、ラインナップを広げる方針だ。