沖縄の那覇空港と人気観光地・北谷(ちゃたん)町を最速45分で結ぶ直行シャトルバス「北谷エアポートエクスプレス」がこのほど、運行を開始した。経済産業省「地域新MaaS創出推進事業」に採択された「北谷観光MaaSプロジェクト」の一環。シャトルバスと合わせて自動運転カート「美浜シャトルカート」も運行し、沖縄観光のスムーズな移動をサポートする。
直行シャトルバスを運行するために、ユーデック、北谷タウンマネジメント&モビリティサービス、ANA、ANAあきんど、ANA X、全日空商事株、Airporter、ヤマハ発動機、ソニーグループが「北谷観光MaaSプロジェクト」を発足した。シャトルバスの運行を通じ、那覇空港でレンタカーを借りる際の待ち時間、那覇/北谷間の渋滞、観光地での駐車場不足解消を目指す。
「北谷エアポートエクスプレス」は車内でバスガイドが北谷リゾートの魅力を語るほか、紅型衣装で三線のライブショーを披露するなど、単なる移動手段ではないエンターテイメントを提供する。今後は、北谷町内で旅行者が空港チェックインと手荷物の預け入れ手続きをできる「シティ・エア・ターミナル構想」の実現も目指す。
北谷エアポートエクスプレスの運賃は大人1500円、小人750円。那覇空港、北谷トランジットセンター間を運行する。