新潟県・佐渡島、フェリー発着にあわせてAIオンデマンド交通に接続する実証、島内186か所への移動を予約可能に

新潟県佐渡島で日本初となる船便とAIオンデマンド交通を接続する実証運行が「佐渡汽船シャトル」として実施される。佐渡汽船シャトルは、両津港から出発する船、両津港に到着する船のタイミングに合わせて、両津港と佐渡島内市街地エリアとの間を運行する乗り合いの交通サービス。

乗降場所は島内の両津地区と国中地区の市街地エリアを対象に186か所設定。そのうち98か所は既存のバス停付近を、その他の88か所は旅館・ホテルや店舗などの各種施設を目印として新たに設けた。複数の利用者からリクエストされた異なる乗降ポイントと両津港との間を、AIが計算した効率的なルートで運行する。

佐渡汽船シャトルは島内交通事業者と佐渡汽船が連携した取り組み。佐渡島では来島者向けの二次交通が課題となっているが、実証運行ではその事業性の検証とともに、リクエスト型最適経路交通を島内のより広い範囲、多様な目的に活用する可能性についても検討する。

この事業は、新潟県の「地域活性化リーディングプロジェクト」として佐渡汽船が事業委託を受け、みちのりHDと連携しつつ、佐渡市の協力を得ながら実施する。車両の運行は佐渡地区ハイヤー協会に加盟する6社が行い、予約受付・配車システムはREAが提供する。

利用希望者は専用ウェブサイトから乗船予定の船の日付と便を選び、利用したい乗降場所を選択し予約する。佐渡汽船の予約センターへの電話で予約することも可能。

報道資料より

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