アメリカ自動車協会(AAA)は、年末年始には約1億1500万人の米国市民が車あるいは航空機で80キロ以上の距離を移動すると予測している。これは、昨年よりも2%多い数だ。
11月の感謝祭の休日から、米国の旅行市場の活気は続いている。米運輸保安庁(TSA)によると、11月26日に空港保安検査を通過した人数は290万人で、コロナ前の数字を上回った。クリスマス前の12月21日には260万人を超えた。クリスマス週末の結果はまだ発表されていない。
いずれにせよ、旅行者は昨年と比べるとスムーズに移動ができたようだ。昨年は大量の欠航や遅延が発生したことから、各航空会社は何千人というパイロット、客室乗務員、地上スタッフを雇用し、需要の増加に備えた。
航空追跡サイト「フライトアウェア」によると、12月25日の欠航数は、その日の午後時点で157便。遅延も2111便にとどまった。
例外はサウスウエスト航空。12月23日と24日には426便が欠航、2689便が遅延した。12月25日に欠航したのは同社全体の2%だったが、遅延は全体の16%、693便となった。この影響はおよそ200万人に及んだという。
サウスウェスト航空の広報担当者は、土曜日と日曜日にシカゴで発生した濃霧で航空機の着陸が妨げられたことが原因と説明している。
※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。