熊本県はこのほど、2023年(1~12月)の民間企業・団体における、くまモンを利用した売上高が1663億8922万円で、2022年から約74億円増加し、過去最高の売上を記録したと発表した。2011年の調査開始からの売上高累計は、1兆4596億円となった。
このうち、国内は前年比4.5%増の1627億578万円、海外は同8.8%増の36億8344万円。グッズなどの非食品が同46.3%増の396億7384万円となる一方、食品は同4%減の1267億1538万円だった。
県は増加の理由について、コロナ禍が明けて観光需要が増えたほか、熊本県全体がくまモンの魅力あふれる場所となり、世界中からヒト、モノ、企業が集まる地域を目指す「くまモンランド化構想」の推進で露出が拡大したことが奏功したとみている。また、特に台湾との交流活性化や企業による利用増に伴い、許諾件数が2割以上増加するなど国内でのグッズ販売が大幅に増加したことが要因という。
なお、2024年3月16、17日に開催した「くまモン誕生祭2024」は総来場者数が8万人に上った。