JTBはこのほど、テーブルクロス社と連携し、訪日外国人観光客向け食体験コンテンツの販売を開始した。JTB各支店が地域の関係者とともにそれぞれの地域特性を活かしたコンテンツを企画造成。訪問するだけでなく、食文化や歴史などを体験する機会を提供する。開発したコンテンツはテーブルクロス社が運営するサイト「byFood.com」などを通じて販売する。
一例として、広島でゲートパークを出発点に夕方から自転車で原爆ドームや広島城などをめぐり、夜の広島で街の復興と食の文化のストーリーを知るナイトタイムならではのロケーションとお好み焼きを楽しむツアーを企画している。
JTBは食体験コンテンツ強化の背景として、どの地方もその土地ならではの食文化があり、訪日外国人観光客のニーズとしても食のポテンシャルが高いと説明。ガストロノミーツーリズムが将来的にエリア同士をつなぎ、Foreigner friendly化に資する取り組みに発展させることができるなどとしている。