ガルーダ・インドネシア航空、2013年10月に関西/ジャカルタ線開設

ガルーダ・インドネシア航空(GA)は4月12日に発表した2013年度経営計画のなかで、今年10月から関西/ジャカルタ線を週4便で就航することを明らかにした。GAは現在、成田/ジャカルタ線、成田・羽田・関西/デンパサール線で合計週28便を運航している。また、日本路線以外でも新規路線を開設。就航都市を国内線で34都市から41都市へ、国際線で19都市から22都市にネットワークを拡大する。

このほか、経営計画のなで日本市場ではインドネシアから日本へのインバウンド旅行者の増加を目指すことを明記。現在、日本からインドネシアへの渡航者数約50万人に対しインドネシアから日本への渡航者は約10万人とアンバランスな状況になっていることから、この差を縮めていく。その方法としてインドネシアで人気の高いサイクリングに注目。愛好者には富裕層が多く、グループでのツアーも多いことから、市場の拡大につながると期待をかける。すでに4月14日には山梨県でサイクリングツアーを実施。今後も年間数本のツアーを計画していく考えだ。

機材計画では、24機の新規機材を導入し、保有機数を合計139機に増やす。これにより、平均機体年齢は5.8年(2012年)から4.2年になる予定。導入機材の内訳はボーイング777-300ER型機4機、A330型機3機、ボーイング737-800NG型機10機、CRJ1000NextGen型機7機、シティリンク用A320-200型機11機、シティリンク用ATR-72型機5機。

また、GAは2013年中頃にメダンに新たなハブ空港を開設する計画。この空港からは、CRJ1000型機(96席)を使用し、周辺都市プカンバル、バタム、パレンバン、パダン、アチェ特別州、ペナン等)への直行便を運航する予定だ。

GA は合わせて2012年度の営業実績も発表。それによると、売上高は前年度比12.1%増の34億7,250万米ドルとなり、営業利益も同82%増の1億6,810万米ドルに増加した。旅客数は同19.6%増の2,040万人。搭乗率は2011年度の75.2%から75.9%に改善した。また、日本路線における定時運航率は平均93.3%だった。

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