経済協力開発機構(OECD)とEU統計局(Eurostat)は、「第13回観光統計グローバルフォーラム」を2014年11月に奈良で開催することを決定した。アジアでの開催は初めて。日本のOECD加盟50周年の記念行事の一つとの位置づけでもある。
日本で開催することで観光分野の成長マーケットであるアジア・太平洋地域からの多数の参加を促し、OECDとアジア・太平洋地域とのパートナシップ強化を図る。日本は観光地域経済に関する統計を主要トピックに取り上げる予定。OECDでは現在、観光が地域経済に与える影響を踏まえ、地域の観光統計に高い関心を寄せているという。
なお、観光統計グローバルフォーラムは、政策の基礎となる観光統計について整合性の確保や分析手法の共有を目的に開催している。日本開催にあたり、2013年4月10日のOECD観光委員会において、吉川元偉OECD日本政府代表部大使がプレゼンテーションを実施。新井正吾奈良県知事のビデオメッセージを放映するなどの誘致活動を行なった。