2013年夏は消費金額が減少、猛暑や豪雨の外出控えで

マクロミルが毎週行なう消費者の意識と実態に関する定点観測調査によると、2013年6月~8月の1週間当たりの消費金額は、前年同期より600円低い1万6400円だった。月別では6月が594円低い1万5477円、7月が796円低い1万6673円、8月が202円低い1万7097円で、いずれの月も前年を下回る結果となった。

7月と8月について、通勤や通学、日常的な買い物を除く特別な外出をした「お出かけ日数」を見ると、7月第1週と8月第3週を除いた週で前年を下回った。梅雨明け直後からの記録的な猛暑や、局所的なゲリラ豪雨などでお出かけ日数が減少し、それによって消費が伸び悩んだ様子がうかがえると、マクロミルは指摘している。

なお、2013年から定点調査の質問項目に加えた「過去1週間の生活気分」については、ポジティブ要素とネガティブ要素の各4つの選択肢を設定。それぞれの今後の消費量の見込み(消費予測)の平均値を比較すると、ポジティブな人の方がネガティブな人よりも消費量の増加を見込む傾向が強いという。このことからマクロミルでは、今後の消費量の動向予想においては、消費者の気分の浮揚を注視することが大切だとしている。

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