メルコスール観光局は、このほど日本の旅行会社向けにセミナーとワークショップを開催した。そこでは、日本人観光客増を目指して各国が活発な情報提供を行った。
2012年のメルコスールへの日本人旅行者は4か国合計で前年比12.8%増の10万910人。2000年以降、増加をみせているが10万人を超えたのは初めてのこと。2000年当時は4か国合計で6万2035人だったことを顧みると大きく増加していることがわかる。
2012年の日本人旅行者を国別にみると、ブラジルが前年比15.5%増で7万3102人、アルゼンチンは前年比0.8%増の2万544人、パラグアイは前年比53.3%増の4032人、ウルグアイは前年比1.7%増の3232人。ばらつきがあるものの、すべての国が増加傾向だ。
2014年にはブラジルでFIFAワールドカップが開催される。また、先日決定した2020年に開催されるオリンピックの東京招致がブエノスアイレスで決定したことなど、話題が多く、各国はさらなる旅行者増を目指している。