国土交通省が発表した2013年(平成25年)8月の航空輸送統計によると、国際航空輸送の旅客数は前年比7.3%増の145万8000人だった。旅客キロは8.8%増で、座席利用率は82.5%となり、前年8月以来の8割台となった。
方面別では、昨年の竹島や尖閣問題からほぼ1年となり、中国線は0.7%増の32万2034人でわずかに前年を上回った。しかし、韓国線は依然として15.8%減の16万5134人となり、前年を下回る推移が続いている。その他の方面はすべて前年を上回っており、その他アジアが21.2%増の52万7583人、米大陸が11.8%増の18万362人、ヨーロッパが8.0%増の12万292人の伸びが目立った。
国内定期航空輸送の旅客数は、10.1%増の930万2000人、旅客キロは11.0%増で、座席利用率は71.6%となった。幹線・ローカル線別では、幹線は旅客数が8.3%増の380万7680人、座席利用率は73.6%。ローカル線は旅客数が11.4%増の549万4806人で、座席利用率は69.9%となった。