楽天は、2014年ゴールデンウィーク期間の国内旅行予約状況を発表した。それによると、宿泊とダイナミックパッケージ(ANA楽、JAL楽)の国内全体としては前年同期比5.7%増。宿泊のピーク日は5月3日、GW後半の4連休が14.7%増で予約が集中しているという。GWの対象期間は4月26日から5月6日、3月31日時点での予約人泊数の実績をもとに算出したのだ。
楽天は、この実績について日並びの影響もあって前半・後半での需要の違いは見られるものの全般的には「堅調な成長」と評価。予約が集中したGW後半の4連休では、税抜きの予約単価が1.1%増となっており、消費税増税の影響は「軽微」としている。また、2014年の特徴的な点としてスマートフォンの予約急増をあげた。特に20代は30.7%増と市場を牽引。タブレットもあわせたスマートデバイスによる予約は59.8%増となっているという。
エリア別では、徳島県が45.4%増で前年同期比の増加率で首位となった。四国八十八ヶ所霊場の開創1200年の節目に当たることが後押ししたとみられ、20代だけでは157.3%増と急増していることから、楽天は「新たなパワースポット」として注目されたのではないかとみている。前年同期比の増加率で2位は島根県で21.3%増。島根県は出雲大社があり、引き続きパワースポット人気が続いている傾向だ。
前年比の増加率ランキングの上位10位までは以下のとおり。
■【宿泊予約者 行き先前年同期比ランキングTOP10】
- 徳島県 +45.4%
- 島根県 +21.3%
- 神奈川県+20.5%
- 愛知県 +17.3%
- 鳥取県 +16.3%
- 宮城県 +13.7%
- 福岡県 +13.5%
- 鹿児島県+13.1%
- 熊本県 +12.4%
- 山梨県 +10.6%