宿泊予約サイトを運営する一休が発表した2014年度第2四半期(2014年7月~9月)決算は、営業収益が前年比19.3%増の18億6300万円となり、経常利益が10.0%増の7億円、純利益が14.9%増の4億4900万円となった。
主力の宿泊予約事業が牽引し、一休.comと一休.comビジネスをあわせた取扱高は18.8%増の148億4300万円と2ケタ増で推移。取扱室数は10.7%増の53万3000室、1室あたりの平均単価は7.4%増の2万7798円に上昇した。会員数も四半期間で14.1万人増の372万2000人と順調に増加。今年度からのプレミアサービスの開始や10月からの海外サービス開始などで営業費用も25.2%増の11億8000万円に増加したが、営業収益の増加で過去最高益を達成した。
好調な推移に関わらず、2014年度の業績予想は営業収益が10.7%増の61億2100万円、営業利益2.1%増の20億300万円、経常利益1.4%増の20億7000万円、純利益6.5%増の12億2000万円と変更なし。ただし、最高益は確保する見込みだ。2014年度は先行投資の年とし、2015年度に営業収益13%増の69億円、経常利益19%増の25億円を目指す。