マレーシア政府観光局は2015年6月3日~5日にかけて、東京、大阪、名古屋で2015年度の観光プロモーションセミナーを開催した。
これにあわせ、マレーシア政府観光本局から、総局長のダト・ミルザ・モハマッド・タイヤブ氏が来日。2014年の日本人旅行者数が前年比7.8%増の55万3106名になったことを発表し、旅行業界の支援と協力に感謝を表明した。
2015年1月~3月は景気の不透明感や円安、フライト座席数の減少により16.4%減となっているが、「“継続は力なり”の通り、引き続きマレーシアの多様性の魅力にフォーカスしたプロモーションに力を入れることで、プラスに変えていけると信じている」と、力強く語った。
セミナーでは2015年のテーマ「イヤー・オブ・フェスティバル2015」にちなみ、多民族国家マレーシアで年間200以上も行なわれる文化的、宗教的な祭りやイベントの代表例を紹介。マレー半島とボルネオ島をあわせると84の言語と183の民族があるといわれ、それぞれ独自の言語や宗教、文化、習慣を認め合って共生しているという。
このほかセミナーでは、最新の現地情報や文化・自然遺産などの観光資源、今後のメディア露出情報を紹介。また、マレーシアが9年連続でロングステイ希望国1位に選出されたことも発表し、ロングステイ受入のための査証プログラム「マレーシア・マイ・セカンドホームプログラム(MM2H)など、ロングステイ先としての魅力もアピールした。