ネットでの行動分析事業を行うヴァリューズが実施した調査で、旅行予約サイトで2015年6月の訪問者数(ユニークユーザー数)が最も多いのは「楽天トラベル」(推計1140万)で、2位「じゃらんnet」(同944万)、3位「Yahoo! トラベル」(同650万)と総合予約サイトが続き、次いで「日本航空(JL)」(同532万)、「全日空(NH)」(同523万)と航空系がランクされる結果となった。
サイトの訪問者数ランキングトップ10は以下のとおり。
また、サイト訪問者数を昨年と比較した上昇率では、1位が「ゆこゆこネット」で前年比41.0%増、続いて2位「Booking.com」(同31.9%増)、3位「Travel.jp」(28.6%増)、4位「DeNAトラベル」(同22.5%増)、5位「るるぶトラベル」(21.8%)となった。規模が大きい「るるぶトラベル」「Yahoo! トラベル」は前年比2割以上増となっており、好調である様子がうかがえる。また、航空会社ではLCCのピーチが前年比21.1%増で6位にランクインした。
訪問者の上昇率ランキングトップ10は以下のとおり。
なお、調査では旅行を予定している人へのアンケートも実施。その時期の期間別分析を行ったところ、8月の旅行予定は前年より微減となっている一方で、9月に予定している人は前年より多い状況となった。このことから同社では、7月・8月ではなく5連休のシルバーウィーク(9月19日~23日)がある9月にずらして旅行を予約・検討している人が増加しているとみている。
月別にみた旅行予定状況は以下のとおり。
この調査は、一般ネット利用者の行動ログや属性情報を用いた同社の分析サービス「VALUES eMark+」を通じて実施されたもの。分析対象となったサイトは、同社が独自に定義した「旅行・交通」カテゴリに属するもので、PCでの行動ログが対象。アンケートは2015年6月25日から7月1日までの間、モニターを対象に実施。回答者は1万4562名。