このほど閉幕したツーリズムEXPOジャパンには、米国ラスベガスから人気ミュージシャンのフランキー・モレノ氏が来日、ステージで熱気ある演奏が行われた。これは、ラスベガス観光局が現地のエンターテイメントをアピールするためにモレノ氏を派遣したもの。会場では、エルビス・プレスリーやマイケル・ジャクソンら名曲カバーを披露し、観客との一体感あふれる本場ラスベガスの雰囲気を再現した。
*写真はブースを訪れたモレノ氏ら。
モレノ氏は、ラスベガスを拠点に活動するミュージシャン。ビヨンセなど、人気アーティストの楽曲制作に携わり、自身もビルボード・チャート1位獲得などの実績をもつ。大物を日本に送り込んだラスベガスの日本人観光客獲得への本気度合いが見て取れる場面だった。
年間4000万人を超える観光客が訪れるラスベガスにとって、日本人は国外旅行者のなかで3位の規模を誇る。2014年は24万人超、2015年は為替の影響などで減少傾向であるものの期待は高い。近年のトレンドとしては、約3割が航空会社の直接予約、2割がネット予約となっておりオンライン予約で訪れる旅行者が増えているという。一方、旅行会社経由の旅行者が4割を占めており、日本の旅行会社とのパートナーシップも強化していく方針だ。
同局は、2015年9月に新たに日本語Facebookを開設。提供するコンテンツは、日本市場にあったものを選定していくが、ラスベガスらしいエンターテイメントやイベントなど華やかなものがメインになるという。
今回来日した、広報シニア・ディレクターのケリー・マルカ氏は、ラスベガスで体験できることは豊富で「若い人からシニア向け、だれもが楽しめる素晴らしい体験が待っています」とメッセージを送った。