クルーズ大手のゲンティン香港、新プレミアムブランド展開へ、15万トン級客船を2016年に就航

クルーズ事業大手のゲンティン香港はこのほど、アジアを中心に展開する新たなクルーズブランド「ドリームクルーズ」を発表した。代表取締役には、クリスタルクルーズサッチャー・ブラウン氏が就任した。　※写真は、ドリームクルーズブランドの一隻目となる予定の「ゲンティンドリーム」

新設される「ドリームクルーズ」は、コンテンポラリー層を対象とするブランド「スタークルーズ」、ラグジュアリー層向け「クリスタルクルーズ」に続く、3番めのブランド。アジアのプレミアム層をメインターゲットに2隻を造船する計画で、15万トンの大きさと3400名の乗客を見込む「ゲンティンドリーム」を2016年11月に就航、その姉妹船となる「ワールドドリーム」を2017年11月に就航予定としている。

就航後「ゲンティンドリーム」は、広州（南沙港）、香港、三亜を母港に運航。1名あたりのスペース比率がアジア太平洋地域で最大の45トン、乗組員比率は1名あたり1.7名で同地域最高になる見通し。7割以上の客室でプライベートバルコニーを完備するほか、ファミリー利用を想定して100室をコネクティングルームとする。さらに、中国料理や日本料理、東南アジア料理、イタリア料理など様々なエリアのグルメを楽しめるレストランとバーを35店舗以上用意。ほかにもプールやロープクライミングコース、610メートルにおよぶ遊歩道、免税店など、多様なレクリエーション施設を多数完備する予定としている。