2015年11月20日、気象庁は箱根山・大涌谷周辺の噴火警戒レベルをレベル2から1(火山であることに留意)へ引き下げた。
箱根町ではこれを受け、神奈川県ほか関係機関と協力して警戒区域の安全確認を実施する。
現地では、今回の火山活動で形成された火口などから火山性ガスが現在も噴出する状態にある。
そのため、大涌谷園地内のガスの濃度が下がるといった安全性が確保されるまでは、大涌谷の警戒区域指定(立入規制)を解除せずに現在の規制を継続する。また、安全確認には一定期間を要するとしている。
現在の規制区域は以下のとおり。
観光庁によると、箱根町内の県道734号線・735号線(早雲山~姥子間)は、通行可能(734号線は一部のみ規制継続中)。この道路を通る路線バスは大涌谷を経由せず運行しているという。箱根ロープウェイの姥子~桃源台間は10月30日から運行を再開した。