グーグル(Google)は、2015年における年間の検索トレンドや各種ランキングを発表した。世界の検索エンジンで圧倒的なシェアをもつ同社のデータを見ることで、世界や日本の人々が関心を持った事象の傾向がわかる。本記事は日本人編。日本人が日本語で検索した国内旅行関連のキーワードで旅行トレンドを見る。
同社に発表によると、日本国内での旅行関連の検索は年間成長率11% で増加。昨年同様に、モバイルからの検索が増加しており、直近 2 年間のモバイル検索の成長率は 20%となった。
国内旅行関連の検索で、今年の特徴は、シルバーウィークに新たなピークが現れたこと。旅行検索のシーズナリティを見ると、例年の検索ピークはゴールデンウイークと夏休み。シルバーウィークが発生した今年は長めの休暇が取りやすかったことから検索が増えたとみられる。
観光地別の検索傾向をみると、海外旅行は対前年比 6%増、国内旅行は 14%増だった。今年が、海外旅行の不振と国内旅行の伸びと同様の傾向だ。観光地のランキングでは、国内観光地では「ディズニーランド」がトップ。続いて 「USJ(ユニバーサルスタジオ)」、沖縄の順となった。
国内検索ランキングは以下のとおり。
海外の観光地では、台湾、ハワイ、韓国が上位に。観光地により、検索の増減に差が出てる結果となった。
海外観光地のランキングは以下のとおり。
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トラベルボイス編集部 山岡薫