全国の旅行会社を対象に、企画性や独自性のある国内の鉄道旅行を表彰するコンテスト「鉄旅オブザイヤー2015」で、鉄道の仕事体験と地域活性を盛り込んだJTBコーポレートセールス 旅いく推進室の作品「JTB旅いく 親子・三世代で行く!鉄道体験!~旅の魅力の原点である『鉄道の旅』を楽しもう~」がグランプリを獲得した。応募総数は過去最多の103作品だった。
このツアーは、子供に仕事体験をさせるだけでなく、その地域の魅力を再発見できるストーリーを重視したもの。企画を担当したJTB大竹千広氏によれば、全国12のローカル線を対象に商品開発を進めた結果、「鉄道会社ごとに個性的で魅力的な商品が誕生した」点が特徴。また、子供に同行する大人も感動できる体験を提供することを目的としたという。こういった工夫が認められ、審査員からは「子ども達の夢を形にする。まさにこれが旅の力だ」といった高評価を得た。
なお、準グランプリに選出された作品は、日本旅行の「福が満開、福のしまの旅『フルーツ狩りとオリジナルタルト作り2日間』」。日本旅行創業110周年記念お座敷列車を活用し、「福島の世界一」が盛り込まれたツアーだ。
審査員特別賞は、日本旅行の「鉱石の道・一円電車保存車両を巡る『生野銀山・神子畑選鉱場跡&明延一円電車まつり 訪問の旅』」と、クラブツーリズムの「懐かしの583系寝台列車と大曲花火 秋の章 2日間」。
ルーキー賞は、びゅうトラベルサービスの「3つの寝台列車乗り比べ JR最北の稚内駅・最南の西大山駅」が受賞した。
以下はグランプリ表彰の様子。
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「鉄旅オブザイヤー2015」の応募作品や受賞作品の企画担当者の声、過去の受賞作品などは以下特設サイトまで。