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中国の大手クレジットカード「銀聯(ぎんれん、UnionPay)」はこのほど、訪日中国人旅行者のクレジット利用状況を調査した。過去に日本を旅行したことがある中国人300名を対象にアンケートをとったもの。
それによると、約9割の89.3%が旅行中にクレジットカードを利用。また、「カードをメインに使い、カードが使えない時に現金を使った」とする人が48.1%と約半数で、逆に現金をメインとする旅行者は約2割にとどまることが分かった。一方、高額な買い物はカードを利用し、小額出費に現金を使う人も3割占めている。
訪日中国人によるカードと現金の使い分けの状況は以下のとおり。
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また、クレジットカードを利用した場所をみると、最も多いのは「デパートやファッションビル」(80.6%)。次いで、「ディスカウントショップ」(52.2%)、「ドラッグストア」(47.8%)、「スーパーマーケット」(24.3%)、「コンビニエンスストア」(21.6%)の順。幅広い場所でクレジットカードが利用されている状況が明らかになった。
なお、コンビニで購入する商品で多いものは、化粧品(69%)や市販薬(55.2%)、「飲料」(51.7%)、「ヘルスケア商品」(46.6%)。また、コンビニで一度の買い物に使う費用は「101元(約1800円)以上」が56.9%で最多。次いで「51元から100元(約900円から1800円)」が39.7%となっている。
コンビニで買ったものの割合は以下のとおり。
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