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三重県伊勢市に分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町」が2025年4月25日に開業する。バリューマネジメント社が2月17日から公式サイトで予約受付を開始した。
分散型ホテルは、まち全体をホテルと見立てた宿泊施設モデル。点在する文化財や歴史的建造物等を再生してフロントや客室、レストランとするなど地域一体での取り組みが必要となるもの。同施設は、伊勢市内で初めての分散型ホテルとして、地元のNPOと地元企業が中心となって立ち上げた「伊勢河崎まちづくり」が、地域に残る歴史的建造物の保全・修復再生した。宿泊施設は計6棟。総客室数は8室。
伊勢河崎エリアは、近鉄伊勢市駅から徒歩10分、豊受大神宮(外宮)から徒歩20分ほど。日帰りが主流の伊勢詣客に、伊勢河崎エリアに滞在して過ごすスタイルを提案する。
伊勢市の観光統計によると、伊勢市を訪れる観光客の約4割が日帰り訪問者。伊勢河崎の歴史や文化を紹介し、江戸時代当時の参拝ルートで伊勢神宮をめぐる旅の提案などで宿泊の動機付けをおこなっていく。