ANA、中国向け越境ECで新物流サービス、現地法人と連携や新通関申告制度に対応するソリューション活用で

ANAホールディングスは2016年9月より、中国向け越境ECの物流システム「新越境EC物流サービス」を開始する。世界100か国以上で越境ECのプラットフォームを運営してきたACD社に出資して体制を強化するほか、ANAグループの現地物流会社OCS中国と連携して取り組むもの。今年4月から中国で導入された通関申告制度(輸入電商用通関申告システム)に対応したソリューションやANAグループならではの国際物流ネットワークを通じ、確実な輸送を実現。 将来的にはACDによる越境ECモール運営も視野におく。

中国の越境EC市場は大規模になっている一方、これまで日本製品を越境EC商品として中国に輸送・配送するプロセスで適切に対応されないケースがあった。それに伴い商品の通関が中断されたり、商品価格が高騰してしまうといった問題が発生。結果、消費者への遅配や見達などのトラブルが散見される状況だったという。

新たに提供する「新越境EC物流サービス」はこれらの課題解決に向け、事前通関型越境ECサービスを採用した点が特徴。ACDの専用商品登録システム「EKKYO.NET」を通じて登録したデータを、新制度のもとで電子データ交換による通関業務が認可されているANAグループ中国現地法人のOCS中国を通じて事前に登録。中国人消費者に確実・迅速に商品を届けることを目指す。

新たに提供されるソリューションの特徴は以下のとおり。

ANAホールディングス:報道資料より

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