日本航空(JL)の2016年6月の国際線輸送実績は、旅客数が前年比1.7%減の69万691人となった。有効座席キロ(ASK)は0.8%増に対し、有償旅客キロ(RPK)は0.6%減となり、利用率は80.9%となった。
旅客数を方面別でみると、中長距離では米大陸線が7.2%増の10万4118人で唯一プラスに。欧州線(2.9%減の5万3952人)、東南アジア線(4.5%減の26万5827人)、ハワイ・グアム線(5.0%減の9万4946人)は減少した。特にオセアニア線は19.9%減の9857人と大幅に減少。利用率も64.3%と前年の80.2%比べて大きく低下しており、日本発路線の増加したオセアニア線の競争激化がうかがえる。
一方、韓国線(2.9%増の4万8438人)、中国線(1.4%増の11万3378人)は増加した。
国内線は旅客数が10.9%増の254万4359人、ASKが2.0%減、RPKが0.5%増で、利用率は65.0%だった。