国土交通省はこのほど、昨年(2015年)のお盆期間の渋滞ランキングをとりまとめた。それによると、高速道路のワーストは中国道(下り)中国池田IC~宝塚IC。2位は東名高速道路(上り)海老名JCT~横浜町田、3位は中央自動車道(上り)大月~上野原。
NEXCO3社および本四高速にて、2015年お盆期間の渋滞によって余計にかかった時間(渋滞損失時間)は1036万人・時間となり、高速道路を利用した1台あたり11分に相当。30位までの渋滞損失時間のうち、約8割が時速40キロメートル以下となる渋滞。工事が原因の渋滞は0.1%にすぎず、ほぼ8割が交通集中によるもの、18%が事故によるものだった。
また、都市高速道路のワーストは、神戸線(上り)第二神明接続部~西宮JCT。渋滞損失時間の合計は273万人・時間となり、都市高速道を使った1台あたり7分に相当。直轄国道(1号~11号)では国道10号大分県大分市大道入口交差点~顕徳町2丁目交差点がワースト。沿岸部の海水浴場や都市部の花火大会など、イベント周辺区間での渋滞が多数みられた。
国交省ではこれら情報も参考に、今年のお盆期間の渋滞回避などに協力してほしいとしている。