お盆期間の航空予約状況2016、LCC4社は国内線で明暗、国際線は路線拡大で予約数も大幅増

LCC4社の2016年度お盆期間(8月10日〜8月21日)の予約状況がまとまった。各社の国内線の予約数では、ピーチ・アビエーションとSpring Japan(春秋日本)は前年比増、一方ジェットスター・ジャパンとバニラエアは前年比減と明暗が分かれた。予約率では、ジェットスターを除く3社が前年比から数値を延ばしている。国際線では、路線拡大にあわせて予約数も前年を大きく上回った。

まず、国内線を見ると、ピーチは前年比5%増の13万4280席を提供。予約数は同6%増の11万1071人で、予約率は前年の82.3%を上回る82.7%となった。期間中のピーク日は下りが8月11日で予約率95.1%、上りは8月10日で予約率90.2%。

ジェットスターは、提供座席数を同11.8%減と絞ったこともあり、予約数は同16%減の14万3145人。予約率も前年の74.6%から71.1%に下落した。ピーク日は下りが8月11日で予約率89.4%、上りは8月10日で予約率74.8%。

バニラエアも、提供座席数を同8.3%減としたことから、予約数も同5.0%減の4万2745人となった。予約率は前年よりも3.2ポイント高い90.0%。ピーク日は下りが8月11日で予約率99.5%、上りが8月16日で予約率94.3%。

また、Spring Japanは、提供座席数を同22.2%減としたものの、予約数は同6.6%増の1万4034人となり、予約率は前年の64.5%を大きく上回る88.4%になった。ピーク日は下りが8月12日で予約率99.7%、上りが8月16日で予約率98.2%。

国際線を見ると、ピーチは路線拡大により提供座席数を同34%増の7万920席に大幅に増やしたことから、予約数も同40%増の6万3481人に増加した。予約率は89.5%。ピーク日は日本発が8月10日で予約率95.5%、日本着が8月15日で予約率90.6%。

ジェットスターは、国際線を5路線に拡大。それにより、提供座席数は同218.8%増の1万8360席となり、予約数も同165.4%増の1万4025人となった。しかし、予約率は前年の91.7%から76.4%に大きく下がった。日本発のピーク日は8月10日で予約率92.8%、日本着は8月18日で予約率83.8%。

バニラエアも提供座席数を同50%増の3万8880席に増やしたことから、予約数も同54.7%増の3万4820人を確保。予約率も前年の86.9%から89.6%に上がった。ピーク日は日本発が8月10日で予約率97.0%、日本着が8月15日で予約率95.0%。

春秋日本は今年2月13日から国際線に就航。初めてのお盆期間では、提供座席数4536席に対して予約数は4415人となり、予約率97.3%と高い数字を残している。

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