エア・カナダは、このほど恒例となる旅行会社向けイベント「サマーナイト2016」した。そこでは、日本支社長のワイス貴代氏(写真)が、本社から日本市場への期待が高く、日本のアウトバウンド全体が減少傾向にある中で日本路線を増席してきたことを説明。さらに、アジア太平洋セールスディレクターのピーケー・リー氏が、「今後は日本が成長のドライバーになる」と話し、日本市場への期待を示した。
さらに、ワイス氏は同社が10年以内に世界のトップ10航空会社に入るという目標を掲げていることを紹介。路線拡大だけでなく、顧客サービスや社内文化の刷新などの取り組みを続けているという。そんな中、今年に入ってからの同社日本路線の座席供給量は30%増に。この座席販売で、ワイス氏は日本市場における旅行会社の重要性を強調した。
会場では、恒例となった同社への日本国内での貢献度が高かった旅行会社・企業を表彰する「アワード オブ エクセレンス」の受賞企業を発表。表彰された企業は以下の6社だ。
ベストパフォーマンス賞: 日立トラベルビューロー
総売上高、前年対比の売上高伸び率の総合点数が最も高かった。
スペシャルコントリビューション賞(新設):エヌ・ティー・エス
前年対比の売上伸び率、ビジネスクラスの販売シェアなどで大きく貢献した。
ベストグロウス賞: 前年対比売上が最も伸びた2社
- 【レジャー部門】 JTBメディアリテーリング(対前年度76%増)
- 【コーポレート部門】 NECマネジメントパートナー(同152%増)
プロモーション賞: 近畿日本ツーリスト個人旅行
年間通じて最もエア・カナダのプロモーションに協力した企業を表彰。同社はプレミアム・エコノミーの販売促進に貢献。専用プログラムやパンフレットを造成したことで認知度向上に貢献。
パイオニア賞: 読売旅行
斬新な商品造成を表彰するもの。対象商品は、「春風薫る東部カナダ花物語 美しきナイアガラ&アルゴンキン&オタワ」紅葉のアルゴンキン州立公園を春の時期にオタワとの周遊でパッケージ化した。