マクロミルはこのほど、10代から50代までを対象に、写真投稿SNS「インスタグラム(Instagram)」の利用状況を調査した。それによると、「インスタグラムを知っている」人は全体の79.8%となったものの、アカウント保有率は19.5%のみ。また、利用者は10代・20代の若年層女性に集中する様子が明らかになった。
インスタグラムのアカウント保有状況は以下のとおり。
実際の利用状況では、「閲覧もするし、自分から情報発信もする」人は全体の9.5%で1割足らず。「見るだけ」の人を加えても、17.8%のみとなっている。
ただし属性別にみると、10代と20代の女性では約3人に1人がアカウントを保有して実際に利用している状況が判明。特に10代女性では24.0%、20代では19.5%が「閲覧もするし、自分から情報発信もする」と回答し、これらのユーザー層がコアになっていることがわかる。
世代別・性別の利用状況は以下のとおり。
また、若い女性では、インスタグラムを情報検索手段として利用する傾向も。10代女性では32.7%、20代女性では27.0%が「インスタグラムで情報収集をしたことがある」と回答。特に「頻繁に情報収集する」と回答した割合は10代女性で13.3%、20代女性で11.6%に至る結果に。一方で、例えば男性10代では10.6%、女性50代では6.2%のみが「情報収集をしたことがある」と回答した結果と大きな差が開いた。
なお、インスタグラム利用者の趣味・嗜好を分析したところ、「国内旅行」「ショッピング」「グルメ」「海外旅行」を趣味にもち、自分が良いと思ったものは人に勧めたくなってしまう傾向があることが明らかになった。また、「これだ、と思う商品に出会ったら、迷わず購入する」「多くの人が訪れる話題のスポット等で出かけるのが好き」といった価値観を持つ傾向が強いことも判明したという。
この調査は、15歳から59歳までの男女を対象に実施実施したもの。調査期間は2016年7月15日~7月19日。有効回答数は3172名。