外務省、イスラム教の祝日「犠牲祭」期間に伴い注意喚起を発出

外務省は2016年9月7日付で、海外安全ホームページ上でイスラム教の祝日「犠牲祭」期間に伴う注意喚起のスポット情報を発出した。

該当期間は9月12日~9月15日頃までで、期間中やその前後に海外に渡航・滞在する場合は、テロ事件などの不測の事態に巻き込まれることのないように、最新情報の入手に努めるように呼びかけている。

イスラム教の犠牲祭は、イスラム教徒による聖地メッカへの大巡礼が終わりを迎えるイスラム暦12月10日からの3~4日間。イスラム圏の国々は休日となるほか、非イスラム圏でもイスラム教徒が多数居住する地区などでは宗教行事が行なわれることがある。

外務省によると、現在のところ、犠牲祭に際してテロを呼びかける声明などは確認されていない。しかし最近、イスラム教の宗教行事であるラマダン月にテロを呼びかける声明を出してきた広報担当幹部の「殉教」が発表されたことから、その報復テロの恐れも排除できないとする。また、今年の9月11日は2001年の米同時多発テロ15周年にもあたる。上記を踏まえ、テロへの注意を強化する必要があるとしている。

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