外務省は2016年12月16日、ロシア国民に対するビザ発給要件緩和を発表した。ロシアのプーチン大統領訪日を機会に決定したもの。今回の措置により訪日ロシア人の利便性向上やリピーター獲得、日露間の人的交流活発化に期待。2017年1月1日以降の申請分から運用開始する。
具体的な措置の内容は、(1)文化人・知識人や商用目的の渡航者に対して発給していた短期滞在数次ビザの範囲を拡大し、最長の有効期間を5年に延長(現在は最長3年)、(2)観光等を目的とした短期滞在ビザに関して、新たに有効期間3年、滞在期間・最長30日の数次ビザを導入(現在は一次ビザのみ)、(3)自己支弁による渡航の場合、短期滞在ビザの身元保証書などの提出書類を省略する、の3点。
申請書類の詳細などは、追って外務省ウェブサイトで公開予定だ。