トランプ米大統領が先ごろ署名した、イスラム圏6か国(イラン、リビア、シリア、ソマリア、スーダン、イエメン)からの入国禁止命令に対し、ハワイ州連邦地裁が2017年3月15日(現地時間)、効力を差し止める決定を下した。
AP通信によれば、ハワイ連邦地裁のデリック・ワトソン判事は「大統領令が実行されることになれば、学生や観光客による同州への流入が妨げられるほか、一部の宗教を差別する命令は、憲法違反に値する」と主張。
米メリーランド州とメリーランド州も一時差し止めを請求しており、15日にも連邦地裁が判断を下す見通しとされている。