国土交通省はこのほど、2016年の年間渋滞状況をとりまとめた。それによると、NEXCO3社と本四高速における2016年の渋滞損失時間(渋滞によって余計にかかった時間)の合計は、1.9億人・時間で、高速道路を利用した1台あたり4分に相当。2015年と比較すると年間渋滞損失時間は1.5%減。新東名高速の開通によって並行区間となる東名高速の渋滞損失が減少した。
高速道路の年間渋滞1位は、昨年と同じ「E1東名高速(上り)海老名JCT~横浜町田」で渋滞損失時間は151万人・時間/年。延長距離は13.8キロメートルだった。次いで、「E20 中央自動車道(上り)調布~高井戸」、「E1 東名高速道路(上り)東名川崎~東京」だった。
一方、都市高速道路の年間渋滞一位は「神戸線(下り)西宮 JCT~第二神明接続部」。直轄国道の年間渋滞一位は「国道16 号 千葉県柏市 呼塚交差点~大井交差点」となっている。
2016年の渋滞ランキングは以下のとおり。
なお、2016年のゴールデンウィークの渋滞1位も「E1東名高速(上り)御殿場JCT~大井松田IC」。都市高速道路と直轄国道のGW渋滞1位は年間ワーストと同じ区間だった。
この調査は、国交省直轄国道に加え、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、首都高速道路、阪神高速道路、本州四国道路の管轄道路が対象。