米エクスペディア、世界の鉄道を扱う予約プラットフォーム「シルバーレイル」買収完了、CEO発言で「鉄道のオンライン革命に投資」

米エクスペディアは2017年6月23日、世界の鉄道に特化した予約プラットフォームを展開するシルバーレイル・テクノロジーズの買収手続きを完了した。これにより、エクスペディアがシルバーレイルの最大株主となる。

シルバーレイルは2009年に米ボストンで創業。現在は鉄道マーケットが大きい欧州を販売拠点としており、本社は英ロンドン。エクスペディアとの取引関係は、2010年、同社グループ会社で法人旅行を扱うエジェンシア(Egencia)が、米国の鉄道手配でシルバーレイルとの取引を開始したのが発端。その後、2016年にはエクスペディア・ドットコムの英国サイトがシルバーレイルのプラットフォームを使った鉄道予約を開始。買収完了後は、エクスペディア・グループの各サイトで世界の鉄道予約の取扱拡大が期待される。

エクスペディアのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は今回の買収にあたり、「鉄道のオンライン革命に投資する。最終的な目標は、シルバーレイルとのパートナーシップのもと、世界中の旅行者がオンライン上であらゆる鉄道を利用できるようにすること」と説明。

一方、シルバーレイル・テクノロジーズのアーロン・ゴーウェル最高経営責任者(CEO)は「鉄道の旅行を変革する、という我々のミッションにエクスペディアが賛同したことで、今後、世界中の鉄道手配のオンライン化がより力強く、迅速に進むことになるだろう。エクスペディアの戦略、財務、オペレーションの力を得ることができて、これからが楽しみだ」とコメントしている。

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