サービスアパートメントを企業の長期出張者などに紹介するプラットフォーム「メトロレジデンス」が、日本でウェブサイトを開設し、東京の物件の予約受付を開始した。
メトロレジデンスは2014年にシンガポールで創業。オーナーが所有するマンションをサービスアパートメント(高級家具付きマンション)に変え、利用を希望する法人や長期駐在者に仲介する。
マンスリーマンションや家具付き短期賃貸、民泊サイトとの違いは、ビジネス用にサービス設計をしていること。定期清掃やアメニティ交換、フロントデスク、コンシェルジュなど、ホテルレベルのサービスを提供する。立地、内装、機能性などで物件を厳選し、大手のサ-ビスアパートメントより2~3割ほど安価な価格で提供する。
すでにシンガポールでは600以上の物件があり、800以上の法人顧客から11万5000泊以上の利用を受けている。顧客層はグローバル企業の海外転勤者や国内企業の転勤者、外交官、大規模プロジェクトやイベントの関係者など多岐にわたるという。
なお、同社は楽天からの3億円超を含む約4億円の出資を受け、アジアでの展開を加速。日本は初の海外進出先であり、さらに力を入れていくとしている。