民泊予約サイト「STAY JAPAN」を運営する百戦錬磨は2018年2月1日、南海電気鉄道と協業で、自社開発・運営のホステル「BON HOSTEL(ボンホステル)」をオープンする。大阪市浪速区にある鉄道高架下スペースを活用して開業するもの。南海電鉄ではこれまでも、高架下に商業施設を活用した街づくりプロジェクトを進めてきたが、宿泊施設の展開は今回が初めて。また、百戦錬磨がホステルを自社運営するのも初めてのこと。
ボンホステルは、南海今宮戎駅から徒歩3分、地下鉄大国町駅から徒歩7分、南海なんば駅から徒歩9分。鉄骨1階建てで、個室タイプからドミトリータイプまで計110名の収容を可能とする。訪日客のなかでも、特に情報拡散力のあるフラッシュパッカーをターゲットに展開。「訪日外国人旅行者と地方を繋ぐ交流拠点」をコンセプトに、着地型観光プログラムや農泊施設など、ディープな日本のローカル体験ができる情報提供を行なうことで、近郊の地域活性化と地方への旅行需要喚起も目指すという。
このほかホステルには、世界の発酵食をテーマにしたカフェ&バーも併設。旅行者とホストの交流イベントなども開催する予定だ。
なお、今回のプロジェクトに際し、百戦錬磨は池田泉州銀行、阪急電鉄、南海電気鉄道、池田泉州キャピタルの4社共同出資による「SI創業応援ファンド投資事業有限責任組合」から、1000万円の資金調達を実施した。
▼「BON HOSTEL」の外観イメージ
▼カフェ&バー のイメージ