日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数を東アジア主要4か国/地域(韓国・中国・台湾・香港)でみると、2018年3月(推計値)は韓国が前年比26.8%増の61万9200人、中国が同16.9%増の59万4900人、台湾が同14.0%増の38万7300人、香港が同19.0%増の19万5700人。4か国・地域とも3月として過去最高を記録。特に韓国は2割以上の大きな伸びとなった。
韓国・中国・台湾・香港の直近12カ月の推移は以下のとおり。
JNTOでは好調だった韓国について、継続的な訪日プロモーションに加え、海外旅行需要全体の増加傾向がみられ、増便やチャーター便運航による航空座席供給量の増加も寄与したとしている。中国では、ビザ発給要件緩和に伴う個人旅行者の増加のほか、インフルエンサーを活用した訪日プロモーションなどが堅調な推移を支えた。
香港では、前年は4月中旬からだったイースター休暇が2018年は3月末からになったことなどが好影響をもたらした。台湾は新規就航や増便による航空座席供給量の増加に加え、東北など地方へのチャーター便の就航が訪日需要を後押ししたとみている。