日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数を東アジア主要4か国/地域(韓国・中国・台湾・香港)でみると、2018年6月(推計値)は韓国が前年比6.5%増の60万6100人、中国が同29.6%増の76万900人、台湾が同5.4%増の45万6900人、香港が同1.8%増の20万5500人。4か国・地域とも6月として過去最高を記録した。
韓国・中国・台湾・香港の直近12カ月の推移は以下のとおり。
JNTOでは韓国について、航空路線の充実が訪日者数の増加に貢献した一方で、6月に大阪府北部で発生した地震の影響で大阪への旅行需要が抑えられ、伸び率は1ケタ台にとどまったとしている。中国では、個人旅行と団体旅行が増加し、引き続き好調に推移した。
香港では、前年は航空座席供給量の拡大のほか、昨年は5月だった端午節休暇が6月となったことで需要増につながった。その一方で、大阪府北部の地震の影響で需要が抑えられたことなどで伸び率は1ケタ台にとどまった。台湾も、端午節休暇の好影響や新規就航や増便による航空座席供給量の増加などが訪日需要を後押ししたとみている。