凸版印刷はこのほど、「福井城復元アプリ」を開発した。このプロジェクトは、福井県の三谷コンピュータ、福井放送と共同で、福井県より受託したもの。現在は本丸周囲の石垣と内堀のみが残っているだけとなっている福井城が対象。高精細VR技術を使うことで、高さ30メートルの天守の往時の姿などを復元する。
アプリでは、現在の地図の上に古地図を重ねてみることで、城郭内の建物の配置や旧町名といった歴史的背景も確認できるようにした。
凸版印刷は、デジタル文化財を活用した地方創生支援を積極展開しているところ。アプリは同社が提供する体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」にて公開中となっている。