米サンフランシスコ拠点の旅行データ・マーケティング会社、ソジャーンはこのほど、投資会社TCVから1億2000万ドル(約132億円)の投資を受け入れた。これに伴い、TCVのジェネラル・パートナー、ウッディ・マーシャル氏がソジャーンの取締役会に加わった。
ソジャーンは大手旅行会社やホテル、観光サービス各社に対し、リアルタイムでターゲット客層にリーチするデジタルマーケティングや流通ソリューションを提供。四半期決算では、12期連続で利益を計上している。
TCVは主に新興企業への投資実績で知られ、1995年の創業以来、ネットフリックスなど、多数のテクノロジー会社に計100億ドル以上を投資している。旅行系では、これまでにエアビーアンドビー、エクスペディア、ホームアウェイ、トリップアドバイザーなどへの投資実績がある。
ソジャーンのマーク・レイビ最高経営責任者は「当社では、旅行者が予約・購買に至るまでのオンライン上の軌跡を深堀りし、クライアント企業の予約獲得を支援してきた。デジタルマーケティングを極めることで、デジタルディストリビューションを確立することが目標」とコメント。TCVとの提携により、さらに効率的に事業を展開できるようになるとしている。