日本旅行業協会(JATA)は2018年12月11日、旅行会社を対象とする「年末年始人気旅行先」アンケート結果を発表した。それによると、海外旅行先の人気1位は4年連続で台湾。2位はハワイ(前年同位)、3位はシンガポール(前年4位)。4位韓国は前年の19位から大幅ランクアップとなった。
旅行会社各社によれば、今年は長めの休暇取得も可能なため、比較的長距離方面が人気。シニア夫婦や個人グループを中心に欧州も好調なほか、政治的に緩和状態にある韓国も増加傾向にあるという。また、ハワイは家族旅行を中心に好調で、前半組と後半組の両方に対応可能な点も人気集中の理由になっているとしている。
一方、国内旅行の1位は3年連続で沖縄、続く2位は東京(含む東京ディズニーランド、前年同位)。3位は前年5位だった九州がランクアップ、4位は大阪(前年同位)、5位は北海道(前年3位)と続いた。
国内旅行については、全般的に3世代旅行が増加傾向にあるほか、羽田直行便の石垣・宮古を含め、気候も暖かい沖縄が人気。また、家族旅行では東京ディズニーランドを含む東京圏や、九州内の温泉、伊豆、関西、九州なども人気に。さらに、「ふっこう割」を活用した北海道や西日本方面の商品も好調としている。
このアンケート調査は2018年11月5日から23日まで実施したもの。対象は、同協会会員である全国旅行会社260社の経営者や旅行担当者など。