経済産業者と国土交通省は2018年12月20日、「空の移動革命に向けた官民協議会」を開催し、日本における「空飛ぶクルマ」構想の実現に向けたロードマップを作成した。※画像は空飛ぶクルマによる「都市での人の移動」イメージ。
「空飛ぶクルマ構想」は、都市の渋滞を避けた移動や離島や山間部での移動、災害時の対応などを目的に、さまざまな分野で検討が進められているもの。電動・垂直離着陸型・無操縦者航空機などによる身近で手軽な空の移動手段の実現を視野に、経産省と国交省が2018年8月から協議会を実施。民間と連携して社会に受容されるルールづくりなどを進めてきた。
今回発表されたロードマップでは、2019年から試験飛行や実証実験を実施し、2020年代半ば(2023年目標)には事業を開始。2030年代からは実用化の拡大をおこなう工程を提示。利活用の例としては、物の移動、地方での人の移動、都市での人の移動に加え、災害対応・救急・娯楽といったシーンでの活用を想定し、それぞれのフェーズで、各種制度や体制の整備面と機体や技術の開発面で必要な項目を提示。また、各シーンに関するイメージ動画・画像も公開している。
イメージ動画「さあ、空を走ろう」(Youtube:約2分20秒)
画像出典:経済産業省ウェブサイト(http://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181220007/20181220007.html)