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日本政府観光局(JNTO)によると、2019年1月の訪日外国人数(推計値)は前年比7.5%増の268万9400人。前年同月の250万1000人を約18万人上回り、1月として過去最高を記録した。
直近の訪日外国人数の月次推移は以下のとおり。
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市場別では、1月のトップは韓国で、前年比3.0%減の77万9400人。次いで中国が19.3%増の75万4400万人、台湾が10.5%増の38万7500人、香港が3.9%減の15万4300人。これら4市場で全体の約8割となる77.2%を占めた。
また、調査対象となっている20市場のうち中国、台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、英国、フランス、ドイツ、ロシア、スペインの計14市場が、1月として過去最高を記録している。
各市場の詳細は以下のとおり。
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JNTOによれば、中国と台湾では、航空座席供給量が増加したことに加え、2019年の旧正月が2月上旬になった影響で1月末の訪日需要が向上し、前年比2ケタ増の伸びを見せた。一方、豪州ではスキーが好調で16.0%増の8万1100人、米国はクルーズ需要の拡大で12.2%増の10万3200人に至っている。